ひとりのジャニオタがSexy Zoneにハマるまで
あけましておめでとうございます。
新年一発目のブログはカウコンの感想にしようかなあと思ったんですけど、1000字くらいを越えた時点で、わたし生まれてこの方「感想文」というものが苦手なのを思い出しました。なのであと残る360日、ちょこちょこカウコンの話を引きずっていこうと思います。
と、言うことで今日のブログはタイトル通りの話をします。もうみなさんお気づきだと思いますが、わたしはいま「Sexy Zone」にハマってます。それはもうわりとどっぷり。
以前、担当グループを降りるブログを書いたときに一番をふたつ置くことができない、という自分を俯瞰した文章を書いたと思うんですが、御察しの通り、まだハマって間がないのでうまいことどっちのグループともいい距離感を図れてるみたいです。わりとすごいことだよ。大人になったな~。とはいえ、やっぱりHey!Say!JUMPのほうが熱いです。
こうなる経緯としましては、10thシングル「カラフル Eyes」の初回限定版のAとCを買ったことから始まります。リリイベのレポを見て買いました。理由は、5人がおなじ衣装だったからです。単純でしょ。そう、物事はいつでも単純です。ストレートで、シンプルなのです。
ジャニオタでない、ジャニーズのことをあんまり知らないひとに元々5人組である「Sexy Zone」が5人でおなじ衣装を着ているということを言ったってそれがどうしたで終わる話です。ふつうでしょ、で終わる話です。だけど、ふつうじゃなかったんですよ。いつしかそれはふつうじゃなくなっていたんですよ。
わたしはそれがどうにも見ていられなくて、Sexy Zoneにハマるのを諦めた時代があります。ちょうどKQJあたりで、Sexy Zone気になるなあと思っていたのを思い出せます。むしろ嵐の次はSexy Zoneにハマると思いこんでた。だけど、お察しの通りです。
わたしが初めから推していたのは松島聡くんで、初めて見たのはデビュー曲のSexy ZoneをMステで披露したときかな。ちっちゃくて一生懸命でかわいい!って思った。いまもダンスを踊る聡ちゃんを見るとそのときの気持ちを思い出す。記憶っていうのはどこかに仕舞いこんでても未来とつながっていて、不意によみがえるから感情はとても大切ですね。
そういう、推したいと思った子が、デビューしたはずなのにジュニアとユニットを組んで、さもSexy Zoneじゃないように活動する、ということにわたしはついていけなかったのです。少し言い方が悪いですね。許してください。
だから、もう一度Sexy Zoneと出会うならこのタイミングだって思いました。そして出会ったのです。
Sexy Zoneファンから5人でいるSexy Zoneは最高だよ、と聞いていたので、まず初めに5人で草津温泉に旅行に行く初回Cのほうから見ました。
最高だった。わたしの中のSexy Zone像がめっちゃ変わった。こんな全力でバカになれるひとたちだったんだって思った。とくにふまけんのイメージが一番変わったかもしれない。その流れでセクチャンもぜんぶ見たんだけど、あの番組は5人の関係性をわかりやすく見せてくれてて、すごくよかったです。
誰よりも楽しみながら年下4人を親みたいな目線で見守る最年長の健人さんと口は悪いけどみんなのことが好きでたまらなさそうな風磨くん、とっちらかったボケをどうにかしようとツッコミつつ体を折って楽しそうに笑う勝利さんに生まれ持った天然で自然と場をなごませる聡ちゃん、ひとの話聞かないしすぐカットインするし問題は山積みだけど無邪気な子どものままでいてくれるマリがそこにいました。あとわたし勝手に健人さんが一番変なひとだと思ってたんだけど、たぶんSexy Zoneの中で一番変なの、勝利さんだわ。
まだどのコンビがどういう風に仲が良くてとかどういう過去があってとか、めちゃめちゃ深く知ってるわけじゃないけど、5人でいるSexy Zoneがすごくいいなと思いました。
だからあえて、いま、3人と2人になっていたときのことを考えてみました。
わたしはいままで、勝手に聡ちゃんとマリの気持ちになって切なさを覚えていました。5人でデビューしたはずなのに、と。
でも、5人でいるSexy Zoneを見て、けんふましょりはどういう気持ちだったんだろうと考えることができました。恥ずかしいことにぜんぜんその発想がなかったんだ、わたしには。
火曜曲で中居さんに「なんで3人なの?」「2人の気持ちも考えてやれよ」と言われていたけんふましょりをわたしは知っています。そのとき、よく言ったよ中居さんって思ってた。ほんとにごめん。いまならどうしようもなかったんだよなって思う。けんふましょりの3人にはどうにもできなかったことなんだよなとわかる。
一番やるせなかったのはきっと健人さんで、一番腹が立っていたのは風磨くんで、一番なりふり構わずに走り続けたのは勝利さんなんだろう、と思う。
つい先日、2012年、アリーナコンのDVDを見ました。うれしそうな5人がいました。きっと最年長の健人さんは風磨くんに力を借りながらこの先ずっと4人を守っていこうと思ったんじゃないかと思うような、コンサートでした。
文句があるなら面と向かって俺に言ってこいと言った風磨くん。一番文句言いたかったのあなただよね。だけど言わずに飲み込んでたんですよね。1人1人がセンター張れるような人間になってからもう一度ひとつになると信じて言わなかったんですよね。
事あるごとに「5」という数字を使いたがる5人厨の勝利さんだって、なかったことにはしたくなかったんだろうなと思う。5人でいるから輝けるんだって、言い続けたかったその気持ちをぜんぶはぜったいわからないけど、すこしならわかる気がする。
5人で温泉に浸かったあと、健人さんがひとりで話すサービスシーンがあるんだけど、聡ちゃんとマリがいるから子どもに戻れるって言うの、たぶんほんとそうなんだろうなって思う。言いかたはよくないけど、セクチャン見て、わたしが持ってた3人体制のときの健人さんといまとではイメージがガラっと変わったから。
カラオケでは、マリがけんふましょりに「Cha-Cha-Cha チャンピオン」を歌ってとせがんで、勝利さんは「いいの?」って聞いてて。その「いいの?」にはいろんな感情が含まれてるんだろうなと思った。たぶんそれが「君にHITOMEBORE」でも「男 never give up」でも勝利さんは「いいの?」って聞いてたんじゃないかなあ。それでも聡マリちゃんは「俺たち夏歌ってたんだよ」「風磨くんのパート歌ってたんだよ」なんて言って、なにも気にしてないみたいだった。それが、たぶん、ぜんぶなのかもしれない。結局風磨くんはKQJ(3人体制になるひとつ前のシングル)をチョイスしたけど、それもたぶん勝利さんと似たような感情だったのかもしれないなあ。
2015年の夏を振り返って、の聡ちゃん、完璧に座長として舞台の上に立ったという経験を言語化して自分のものにしていることに、ファンの心配なんて余計だったんだなというのがわかった。与えられた仕事をしっかりひとつずつこなしている聡ちゃんとマリに心配することなんてなにひとつなかった。ぜんぜんなかったんだよ。だって5人でSexy Zoneなんだもん。それはやっぱり変わらないんだよ。そう、思える特典DVDでした。
「夏は個人個人でやったわけじゃん、次は五人でライブを作ったときにどれだけ反響があるかだよね。それを俺は試したい」
「でも俺はできると思うよ」
最後の聡ちゃんの言葉にグッと来たので、抜き出してみました。
その反響の中にいたいな、と心から思った。だからファンクラブに入りました。応援する準備はもうできてます。
そのあとにおやすみって言ったあとのまくら投げ、聡ちゃんの浴衣を脱がす流れ。東北弾丸ツアーで見たやつですね!いつまでも男子高校生のノリを忘れない君たちがすごく好きだよ!
そういうわけで、Sexy Zoneも推しはじめることにしました。
いろいろうるさくはなりますが、どうぞ、2016年もよろしくお願いします。